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青木村での民主文学懇談会に参加しました。

4月7,8日に青木村で開催された日本民主主義文学会長野県地域連絡懇談会に参加しました。
松本地域からは5名参加、私は初めての参加です。

民主文学会には松川村のゆいさんからお誘いを受けて入会しました。
書くことは得意ではありませんし、自信はないのですが、文学には学生時代から興味もありましたし、自身の生きてきた軌跡や思いを書いてみるのもいいかなくらいの気持ちで、あまり深く考えずに入会したものです。。

初日は筑北村での党の会議に参加したこともあり、開始時間には遅れてしまいましたが、民主主義文学会常任幹事の宮本阿伎さんの民主文学とは何ぞやとの講演を拝聴することができて、あらためて民主文学活動の大切さを学びました。

小林多喜二や宮本百合子の書物は私たち国民に感動をもって読み継がれてきたわけですが、その志を受け継ぐ多くの作家たちが今活躍しています。当日は吉開那津子さんと、林京子さんの二人の女性作家の近作を通して文学運動は何を大切にすべきかなど宮本さんからお話をいただきました。

私にとって初めての民主文学についての学びは新鮮でしたし、講師の宮本さんは諏訪や松本に縁の深い方ということも知って、親しみも湧き、参加してよかったと思っています。

翌日の8日は文学散歩ということで、青木村儀民の里、大法寺、一石路碑を訪ねました。

松本でも儀民なかがや加助のことが語り伝えられており、儀民塚もありますが、青木村にも宝暦農民一揆という農民たちと共にたたかって処刑された儀民の墓と碑があります。

上田藩の過酷な年貢取り立てに我慢できなくなった百姓たちが起こした一揆です。
この一揆は上田藩領すべての村々(八十余ヵ村の1万3千人が参加)が決起したという、その規模の大きさにおいては日本で初めてというものであります。

この一揆で上田藩は百姓たちの願いを聞き入れたのですが、首謀者とされた百姓の半平と組頭の浅之丞の二人が打首となりました。

私は村人のためにたたかった二人の儀民の墓と碑には初めてお目にかかったのですが、青木村ではこの二人を偲ぶ儀民祭が年々盛んになっているとのことでした。

この後訪れた国宝大法寺の三重の塔も見返りの塔と言われ、親しまれているだけに大変美しいたたずまいでした。

青木村は自然豊かな心落ち着く村ですが、私はその穏やかな村が暮らしを守るための世直しの熱い戦いの歴史に輝く村であることを知ってもう一度訪ねてみたいと思いました。

おりしも村民のために頑張る共産党の川崎村議の宣伝カーと行き違い、身近に迫った村議選での勝利を願い声援を送りました。
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